小児矯正・小児歯科
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お子様の歯を守る方法4点
お子様の歯を適切に守っていくためには、歯磨きだけでなく定期的に歯科医院にて検診お受けることをお勧めします。当院で行っている4つの方法についてご紹介致します。
フッ素で歯質を強化していく
歯質を強化するフッ素を歯の表面に塗布します。このフッ素により歯が強くなり、虫歯菌からの浸食を防いでいきます。
シーラントでの虫歯予防
歯の表面には多くの溝があり、この部分は食べ物のかすや歯垢が溜まりやすくなっています。この溝をシーラントにて埋めることにより虫歯予防になります。
歯磨きの方法をアドバイス
お子様の歯は成人の歯よりも小さく弱いため、歯磨きはより丁寧に行う必要があります。当院では歯磨きのプロフェッショナルである歯科衛生士が適切な方法をアドバイスさせて頂きます。
咬合誘導をご提案
成長段階にあるお子様の歯並びは常に変化しています。現在の状況が良くても将来的にトラブルを招くこともありますので、当院では咬合誘導により顎の発育を適切に進めていくことをご提案しております。
顎の骨の成長を促すことによって歯並びを整える小児矯正治療
お子様の矯正治療では、ワイヤーと拡大床のコンビネーションを行うことが一般的です。この方法は顎の骨を調整するのに適しており、効果的な矯正が期待できます。痛みや違和感などは少なく、お子様の負担も軽減できますし、どちらか一方の治療よりも治療費を抑えることも可能となっています。
拡大床矯正装置
こちらは簡単に取り外せる装置で、食事や歯磨きの際に邪魔になることがありません。
ワイヤー
ワイヤーは歯の表面につけ、少しずつ圧力を加えて顎の骨の成長を促進していきます。
マウスピース(ムーシールド)
主に就寝時に付けて頂く装置になります。この装置は受け口の改善の際に使用されることが多くあります。
お子様の歯列矯正治療に伴う注意点
- ワイヤー矯正装置はお食事の際に食べ物が挟まったり、歯磨きの際に装置と歯の隙間に汚れが残ったりするなど、虫歯や歯周炎になりやすくなります。
- 衝突などにより、装置で口腔内を傷つける可能性がございます。
- 歯を動かす際に、多少の痛みを伴います。※装置の調整後などに違和感や痛みを強く感じますが、数日で慣れ、痛みも緩和されていきます。
顎の骨の位置がズレてしまうことで起きるトラブル
日本人の食生活は欧米化しており、柔らかい食材が多くなり固いものを食べる機会が少なくなってきました。その影響もあってか、顎の骨の発育が遅れたり、ズレが生じているお子様が増加傾向にあります。上顎の骨のサイズが小さかったり位置が適切でないと、鼻腔のスペースが狭くなり呼吸のしづらさが心配されます。また下顎が同様の場合には、歯並びにおいて十分なスペースを確保するのが難しくなり、歯並びに悪い影響を与えてしまうことがあります。さらに舌の収まりが悪くなり、喉の方へと移動してしまい、呼吸がしづらい状態となることもあります。常に口呼吸となってしまうこともありますので、呼吸のしづらさは様々なトラブルを招くものとなっています。
呼吸がしづらくなるとどのようなことにつながる?
呼吸がしづらくなってしまうと適切な量の酸素を脳へと運ぶことができなくなってしまい、脳の成長が妨げられてしまう可能性があります。その結果学力の低下や精神的なトラブルを招くこともあり、姿勢の悪化や他動傾向、そして中耳炎や蓄膿症なども心配されます。また口呼吸をする機会が増えるため、口ポカン症となってしまうことも考えられます。口呼吸は空気中の細菌やホコリを直接身体の中に取り入れるものとなりますので、免疫力の低下を招き、アレルギーや鼻炎などの症状が心配されます。
お子様の歯並び矯正の治療期間
治療に必要な期間は治療時期やお口の中の状況により異なりますが、目安としては月1度の調整で初期治療を約1年半で完了させることができます。その後永久歯が生えそろって本格矯正に進みますが、多くのお子様は初期治療だけで矯正を完了させることができます。症状によっては長期的な治療が必要となるケースもありますので、診察をさせて頂きましてご説明をさせて頂きます。
お子様の矯正治療を開始させる時期
お子様の矯正治療は、骨の適切な発育を促進する初期治療と、咬み合わせを正常にする本格治療の2段階の方法で行います。初期治療は5~12歳頃の乳歯と永久歯が混在している時期に行い、成長段階にある顎のサイズを調整したりバランスを整えたりと、顎の発育を促進していきます。本格治療は永久歯が生えそろってきた12歳~の矯正治療で、こちらでは咬み合わせを整えます。本格治療ではカウンセリングや検査を行いお口の状況を確認させて頂きます。場合によっては矯正を始めるまでに少し期間を設ける必要がありますので、こちらについてもわかりやすくご説明をさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
当院で実施した小児矯正治療の症例をご紹介
▼いいだか歯科医院で実施した小児矯正の症例をご紹介します。
反対咬合の小児矯正(プレート矯正)治療例
反対咬合(上の歯より下の歯が前方にある状態)を、プレート矯正で改善しました。装置の装着時間をしっかりと守っていただけたので、約1年で歯並びを改善することができました。
年齢・性別 | 8歳(矯正開始時) 女性 |
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矯正期間・回数 | 約1年(毎日装着) 12回 |
治療費 | 110,000円(税込、矯正資料代、チェック料含まず) |
リスク・注意点 | ・指導した装着時間を守る。 ・歯の移動に伴い、痛みを感じる場合がある。 ・毎月矯正のチェックに必ず来る。 |
反対咬合の小児矯正(フェイスマスクを使用した矯正)治療例
下顎の歯が上顎の歯よりも前に出ている反対咬合のお子様です。矯正装置とフェイスマスク(上顎前方牽引装置)を用いて歯並び・咬み合わせを改善しました。
年齢・性別 | 7歳(矯正開始時) 女性 |
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矯正期間・回数 | 約半年(毎日装着) 6回 |
治療費 | 176,000円(税込) |
リスク・注意点 | ・指導した装着時間を守る。 ・歯の移動に伴い、痛みを感じる場合がある。 ・毎月矯正のチェックに必ず来る。 |
妊娠中、または妊娠を予定されている方へのアドバイス
妊娠中方、今後妊娠を予定されている方は、ぜひいいだか歯科医院へご来院下さい。妊娠中の歯周病は胎児へ悪い影響を与えるとされており、早産や低体重児の出産といったリスクが考えられます。日本人の約8割は歯周病に感染していると言われていますので、妊娠中はお口の中の状態に気を配る必要があります。お口の中を清潔にすることは健康な赤ちゃんを出産することにつながりますので、当院ではお口の中から行う妊娠準備をおすすめしております。また妊娠中の栄養についてのアドバイスもさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談頂ければと思います。
矯正歯科の料金一覧
※治療内容およびご料金は患者様の歯や骨の状態、お身体の状態によっても治療内容が異なりますので、あくまで大まかな費用としてご確認ください。
※料金は全て税込金額です。
矯正資料・診断料 | 33,000円~ |
子供の矯正 | 385,000円~ |
永久歯列期の矯正 | 638,000円~ |
デーモンシステム | 770,000円~ |
簡単な移動 床矯正 | 77,000円~ |
処置料 | 4,400円〜 |
横浜市金沢区金沢文庫で小児歯科・小児矯正歯科はぜひ当院へ
横浜市金沢区金沢文庫にて小児歯科や小児矯正歯科への受診をご検討の際には、ぜひいいだか歯科医院へお気軽にご相談頂ければと思います。当院では虫歯治療・予防だけでなく、お子様の将来を見据えての治療に取り組んでおります。また妊娠中の方、今後妊娠を予定されている方へのアドバイスもさせて頂いております。妊娠中の治療では麻酔を使用するのが難しいのですが、当院では安全な治療をご提供しておりますので、ご安心頂ければと思います。